“つっぱ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
突張87.5%
突刎6.3%
突跳3.1%
突駛3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船頭はやはり二人で、さおをつつッと突張つっぱるや否や、あとのがべそを調べると、櫓をからからとやって、「そおれ出るぞぉ」である。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
犬が三頭——三疋とも言わないで、姐さんが奴等やつらの口うつしに言うらしい、その三頭もしゃくに障った。なにしろ、私の突刎つっぱねられたように口惜くやしかった。嫉妬ねたみだ、そねみだ、自棄なんです。
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
味も素気そっけもなく突跳つっぱねた。
露伴の出世咄 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
狂人きちがいのように突駛つっぱしっている鋼鉄の怪物に乗って、大あらしの真只中へ投げこまれたとき、少しは変な気がしたって、決して臆病ということは出来ますまい。