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つばきもち
ふりがな文庫
“つばきもち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
椿餅
66.7%
椿餠
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
椿餅
(逆引き)
少し気味が悪くなつたから、その
方
(
はう
)
の相手を
小林
(
こばやし
)
君に一任して、隣にゐた
舞妓
(
まひこ
)
の方を向くと、これはおとなしく、
椿餅
(
つばきもち
)
を食べてゐる。
京都日記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
描きさしの画の傍に逸作は
胡坐
(
あぐら
)
をかき、茶菓子の
椿餅
(
つばきもち
)
の椿の葉を
剥
(
は
)
がして
黄昏
(
たそがれ
)
の薄光に
頻
(
しき
)
りに色を検めて見ていた。
雛妓
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
それから小林君が、
舞妓
(
まひこ
)
に
踊
(
をどり
)
を所望した。おまつさんは、座敷が狭いから、
唐紙
(
からかみ
)
を
明
(
あ
)
けて、次の
間
(
ま
)
で踊ると
好
(
い
)
いと云ふ。そこで
椿餅
(
つばきもち
)
を食べてゐた舞妓が、
素直
(
すなほ
)
に次の間へ行つて、京の四季を踊つた。
京都日記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
つばきもち(椿餅)の例文をもっと
(2作品)
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椿餠
(逆引き)
饗応
(
きょうおう
)
というふうでなく
椿餠
(
つばきもち
)
、
梨
(
なし
)
、
蜜柑
(
みかん
)
などが箱の
蓋
(
ふた
)
に載せて出されてあったのを、若い人たちは戯れながら食べていた。乾物類の
肴
(
さかな
)
でお座敷の人々へは酒杯が勧められた。
源氏物語:34 若菜(上)
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
つばきもち(椿餠)の例文をもっと
(1作品)
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