“つくろい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
修繕25.0%
修繕工25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もうはりさおは持って出ず、昼は人仕事の網のつくろい、合間には客を乗せて、にしきの浦遊覧の船をぐのが活計なりわい
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
やりかけておりました蒸籠せいろ修繕つくろいを片づけまして、煙草を一服吸うてから草鞋穿わらじばきのまま出かけましたのが、かれこれ四時頃で御座いましつろうか。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「宮内省のお役人から、お装束の修繕つくろいがさせたいからと頼まれて、妹の行衛ゆくえを探しているところへ、警察から人が来られたので、初めて知ってビックリした」
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
友太郎はその時分まで、南浜なんひん鉄工所に出て、発動機の修繕工つくろいを遣るかたわら、大学の講義録を取って勉強していたもんだが、それでも櫓柄ろつかを握らしたらそこいらの船頭はかなわなかった。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)