つくろい)” の例文
母は薄暗い行燈あんどうのかげでつづれをさしたり、網のつくろいをしたりすると、お光は学校めて後も矢張やっぱり手習読書をせっせと勉強する。
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
もうはりさおは持って出ず、昼は人仕事の網のつくろい、合間には客を乗せて、にしきの浦遊覧の船をぐのが活計なりわい
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)