“ちょうふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
調布50.0%
張普10.0%
佻夫10.0%
貼付10.0%
長府10.0%
長賦10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「一度は店へ帰ったが、いや気がさしたものか、暇を取って在所の調布ちょうふへ帰ったようですよ」
「稀代な曲者くせものめ。この曹休をあざむくため、おのれはつまで切って謀略の具に用いたか……ウウム何の、たとい計るとて何ほどのことやあるべき。張普ちょうふ、麓に見える呉兵どもを蹴ちらして来い」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
張普ちょうふは間もなく散々に打ち負けて引揚げてきた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
カツソレ王之渙おうしかん出塞しゅっさい劉禹錫りゅううしゃくノ石頭。皆小詩ヲ以テ名一時ニ動クモノ。今ノ世ハ長篇ヲ作レバ人ハすなわチ以テ大家鉅匠きょしょうシ、小詩ヲ作レバ輙チ以テ儇子けんし佻夫ちょうふト為ス。法度格律ノ何物タルヲ知ラズ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
だがそうなるとあの万創膏は犯人が貼付ちょうふしたことになるわけだ。さあ、失敗しまった。あの万創膏を捨ててしまった。
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)
の当局が長府ちょうふを改築しようとした。それについて、閔子騫びんしけんがいった。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
しかし、彼のいまなしている日々のことは、そのまま大なる長賦ちょうふの詩であった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)