“だんつく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
旦的50.0%
旦突50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ヘッ笑かしゃあがら、ヘッ旦的だんつくめえ、うぬが取りに下りれば可い。寒いが聞いて呆れらい。ヘッ、悪く御託をつきゃあがると、てめえがの口へ氷を詰めて、寒の水を浴びせるぞ、やい!」
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おくさまとろ/\としてお目覺めさむれば、まくらもとのゑんがはに男女なんによはなこゑさのみはゞかる景色けしきく、此宿こゝ旦的だんつくの、奧洲おくしうのと、車宿くるまやどの二かいふやうなるは、おくさま此處こゝにとゆめにもひとおもはぬなるべし。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「大きにそうだ。雨の前から来ていて、帰って来る旦突だんつくを蔵へ誘入おびきいれ、仕事すまして板伝い——か。」
わたしがこれだけ口説いているのに、あの旦突だんつくは何故身請してくれないのだろう」
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)