“だわら”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また兵糧だわらのうちには、武器を隠し入れて、わざと追われた様をしながら、わっと、城門内へ逃げこんだものである。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はらっぱのかたすみのほうは、くさしげったやぶになっていました。そこへは、近所きんじょひとたちが、よくだわらや、ごみなどをてるのです。そのやぶのなかをさして
芽は伸びる (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、せまい小屋の中を、忙しく見まわしていましたが、土間のすみに、すみのあきだわらが二つ三つ立てかけてあるのに気づきますと、いきなり、そのそばに近づき、あき俵をパッとはねのけました。
妖怪博士 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)