“だいざいにん”の漢字の書き方と例文
語句割合
大罪人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巡査じゅんさ保護ほごしてくれなかったら、かれらはひどい大罪人だいざいにんでもあるように、わたしたちを私刑しけいに行なったかもしれなかった。
「今はあらそふ者もなければ、義竜自ら濃州のうしゅうの守護となつて、悪人ながら威勢ありしに、ためしすくなき大罪人だいざいにんのむくいにや、幾程なく永禄四年に義竜たちまち悪病をわずらひ、死去しけり」
赤い土の壺 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
思ひこみかく始末しまつに及びし事御わびは程なく黄泉あのよにて申上てと伏拜ふしをがみ夫より一さんに南の町奉行所へ駈込かけこみ私しは主殺しの大罪人だいざいにん御定法ごぢやうはふの御仕置しおき願奉つると申たてければ役人共は一時發狂人はつきやうにんと思ひしが容易よういならざるうつたへなればすぐに一通り調しらべ有てなは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)