“たびなれ”の漢字の書き方と例文
語句割合
旅馴100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つれ逃來にげきたりし譯ゆゑあへにくむ程のこともなし夫に旅馴たびなれぬゆゑ熊谷土手にて惡漢わるものだまされ既に妻をもさらはれんとする所に八五郎のはなしにより某駈着かけつけて惡漢を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
如何いかなるわけなるやととふに八五郎され御咄おはなし申べし先刻越後者のよしわかき夫婦連の侍士さふらひ私し見世に御休みなされしが逃亡者かけおちものとも見えず身形みなりも可なり立派なれども一向に旅馴たびなれぬ樣子にてイヤモウ意氣地いくぢもなく殊に女は足を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
兎も角も先道連みちづれに成申さんとて是より彼の男と同道どうだうして行程に彼旅人は旅馴たびなれたる者と見えて此邊の名所々々知らざる處もなく此處こゝに見ゆるが比良ひらの高嶺彼處が三井寺堅田かただ石山などと案内者の如くをしふるにぞ友次郎夫婦は我知われしらず面白き事に思ひ猶樣々に此處はなに彼處かしこ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)