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たかぼり
ふりがな文庫
“たかぼり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
高彫
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高彫
(逆引き)
と言って主膳は、やや遠く離して置いてあった例の梨子地の鞘の長い刀の
下
(
さ
)
げ
緒
(
お
)
を
手繰
(
たぐ
)
って身近く引寄せて、鞘の
鐺
(
こじり
)
をトンと畳へ突き立てて、
朧銀
(
ろうぎん
)
に
高彫
(
たかぼり
)
した松に鷹の
縁頭
(
ふちがしら
)
のあたりに眼を据えました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
指環を
三
(
み
)
つ
四
(
よ
)
つ
嵌
(
は
)
めた白い指をツト挙げて、
鬢
(
びん
)
の
後毛
(
おくれげ
)
を掻いた
次手
(
ついで
)
に、
白金
(
プラチナ
)
の
高彫
(
たかぼり
)
の、翼に
金剛石
(
ダイヤ
)
を
鏤
(
ちりば
)
め、目には
血膸玉
(
スルウドストン
)
、
嘴
(
くちばし
)
と爪に
緑宝玉
(
エメラルド
)
の
象嵌
(
ぞうがん
)
した
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
鬢
(
びん
)
の
後毛
(
おくれげ
)
を掻いたついでに、
白金
(
プラチナ
)
の
高彫
(
たかぼり
)
の、翼に
金剛石
(
ダイヤ
)
を
鏤
(
ちりば
)
め、目には
血膸玉
(
スルウドストン
)
、
嘴
(
くちばし
)
と爪に
緑宝玉
(
エメラルド
)
の
象嵌
(
ぞうがん
)
した、白く輝く
鸚鵡
(
おうむ
)
の
釵
(
かんざし
)
——
何某
(
なにがし
)
の伯爵が心を籠めた
贈
(
おくり
)
ものとて、人は知って
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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