“たうけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
棠軒33.3%
倒懸33.3%
刀剣33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其時榛軒が金を武田氏に与へて請ひ受け、他日買戻を許すと云ふ条件を附して置いたのである。後榛軒の養子棠軒たうけんは家を福山に徙す時、此櫃を柏軒の家に託した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
独り榛軒の養嗣子棠軒たうけんは、嘉永五年十一月四日より明治四年四月十一日に至る稍詳密なる「棠軒公私略」を遺し、僅に中間明治元年三月中旬より二年六月上旬に至る落丁があるに過ぎぬが
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
黄袗くわうしんは古びてあかく、四合目辺にたなびく一朶いちだの雲は、垂氷たるひの如く倒懸たうけんして満山をやす、別に風よりはやき雲あり、大虚をわたりて、不二より高きこと百尺ばかりなるところより、これかざ
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
うかすると、お客さまにこしものを出されるかも知れねえ、うしたらわたくし小道具こだうぐはうとは違ひますゆゑ刀剣たうけんるゐ流違りうちがひでございますから心得こゝろえませんが
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)