“たいざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
泰山59.4%
大山28.1%
対山6.3%
台山3.1%
帯山3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
因つてうたがふ、孔子泰山たいざんの歌、後人假託かたく之をつくれるならん。檀弓だんぐうの信じがたきこと此の類多し。聖人を尊ばんと欲して、かへつて之がるゐを爲せり。
大山たいざん鳴動して鼡一匹! これがよき例にござります! そうしてこれこそ我ら茨組の、最後の芸当にござります」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
手をあげた居士こじゆびが、そこから対山たいざん中腹ちゅうふくをゆびさした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乾符けんぷ年中の事、天台の僧が台山たいざんの東、臨海りんかい県のさかいに一つの洞穴ほらあなを発見したので、同志の僧と二人連れで、その奥を探りにはいった。
これ等の地獄は絹笠山と矢岳を火口壁とした爆裂火口丘の跡に存在するもので、大体において北方の大地獄群と南方の小地獄群とに帯山たいざんの丘陵によって分たれる。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)