“そばばたけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蕎麥畑50.0%
蕎麦畠50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はるのやうなだまされて雲雀ひばりは、そつけない三稜形りようけいたねふくれつゝまだ一ぱいしろ蕎麥畑そばばたけやそれから陸稻畑をかぼばたけうへさへづつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
男はみな山深くわけ入つて木を伐り炭を燒くに忙しく、女どもはまた蕎麥畑そばばたけの手入や大豆の刈入れをやらねばならなかつたので何れもその疲勞つかれから早く戸を閉ぢてて了つた。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
ややしばらく互に黙って、とぼとぼと歩いてまいりますと、やがて蕎麦畠そばばたけわきを通りました。それは母親と源とお隅の三人で、しかも夏、きつけたところなんです。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
刈取ったあとの蕎麦畠そばばたけに面した。
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)