蕎麥畑そばばたけ)” の例文
はるのやうなだまされて雲雀ひばりは、そつけない三稜形りようけいたねふくれつゝまだ一ぱいしろ蕎麥畑そばばたけやそれから陸稻畑をかぼばたけうへさへづつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
男はみな山深くわけ入つて木を伐り炭を燒くに忙しく、女どもはまた蕎麥畑そばばたけの手入や大豆の刈入れをやらねばならなかつたので何れもその疲勞つかれから早く戸を閉ぢてて了つた。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)