“そうへい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
草平25.0%
双斃12.5%
宗炳12.5%
槍兵12.5%
澡瓶12.5%
総兵12.5%
荘兵12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ほら、草平そうへいつて人よ、平塚さんの——」
妾の会つた男の人人 (新字旧仮名) / 伊藤野枝(著)
ああ、大正の世人既に姦淫双斃そうへいの事を説いて以て盛世の佳話となす。この時に当つて僕ひとり耳をおおうて鄙語ひご聴くに堪へずとなすが如きははなはだ通俗の本旨にもとるものなり。
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
宋の宗炳そうへい明仏論みょうぶつろん』に曰く
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
端役人はやくにんまで、半武装で執務していた。諸門に槍兵そうへいを立て、馬寄せには、いつでも出動できる軍兵に、伝令まで付してあった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
儀規ぎきは左手に澡瓶そうへいることや頭上の諸面が菩薩面・瞋面しんめん大笑面たいしょうめん等であることなどを定めているが、しかしそれは幻像の重大な部分ではない。頭上の面はただ宝冠のごとく見えさえすればいい。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
諸将これをあやぶみてものいえども、王かず。いで蕭県しょうけんを略し、淮河わいかの守兵を破る。四月平安小河しょうかに営し、燕兵河北かほくる。総兵そうへい何福かふく奮撃して、燕将陳文ちんぶんり、平安勇戦して燕将王真おうしんを囲む。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
と、荘兵そうへい二、三百も馳けつづいて行き、楊雄、石秀もまたこれをただ眺めてはいられない。ともにあとから追っかけて行った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)