“そうび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薔薇53.8%
装備15.4%
双眉7.7%
壮美7.7%
愴美7.7%
蒼美7.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔の思われる花橘はなたちばな撫子なでしこ薔薇そうび木丹くたになどの草木を植えた中に春秋のものも配してあった。
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)
つた薔薇そうびつる欄にからまり、庭苑の高きくさむら、垂れかかる樹枝などと共に、ぎっしりと深き茂陰を成す。
ぼくの乗せて頂いたのも、華奢きゃしゃ白塗しろぬりのリンカン・ジェフアで、車内に、ラジオも、シガレット・ライタアも装備そうびしてある豪勢ごうせいさでした。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
装備そうびのため、ちと駈けおくれたが、まだ、合戦にもいたらぬようで……」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼れ白痘はくとう満顔、広額尖頤せんい双眉そうび上に釣り、両頬下にぐ、鼻梁びりょう隆起、口角こうかく緊束きんそく、細目深瞳しんとう、ただ眼晴烱々けいけい火把たいまつの如きを見るのみ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
霧ははれた。そして紺碧こんぺきの空へ、雄大なる芙蓉峰ふようほう麗姿れいしが、きょうはことに壮美そうび極致きょくちにえがきだされた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ただ己れの愴美そうびに酔い得た俳優のように生き生きと美しく死ぬことができ易いのは確かなようだ。
安吾史譚:01 天草四郎 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
「その性いさぎよくして、ひとへに人間の栄耀えようをかろしめて、たゞ山林幽閑をしのび、つひに当寺の蘭若らんにゃをしめて弥陀の浄刹じょうせつをのぞむ。天平宝字七年六月十五日蒼美そうびをおとしていよ/\往生浄土のつとめ念ごろなり」と『古今著聞集ここんちょもんじゅう』は伝えている。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)