“せんしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
氈車30.0%
戦車20.0%
船車20.0%
扇車10.0%
繊奢10.0%
遷謝10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「……では」と、そこの門で、董卓に暇を乞うていると、ふと、氈車せんしゃの内から、貂蝉のひとみが、じっと、自分へ、無言の別れを告げているのに気づいた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それが今日こんにちのように高い空から、または海の底から、自由に送りとどけられるようになるまでに、人が人にたのまれ、もしくは牛馬ぎゅうば駱駝らくだ船車せんしゃなどを使いこなして
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
小地頭こじとうの前にはぎすすき 扇車せんしゃ
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
女の強い忍従にんじゅうが右に折れると、或る部屋の扉を繊奢せんしゃよどみもなく暴々あらあらしくノックした。
女百貨店 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
外道げどう常見じょうけんとらわれ、すなわちいわく、『過去、未来、現在、ただこれ一識にして遷謝せんしゃあることなし』と。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)