“せまり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
迫害50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一歩も退かぬ決意の寄手の激しい攻撃に、瀬尾の者たちは大方討ちとられ、城は壊滅に陥った。夜になっても寄手の攻めは衰えず、遂にささせまりは破られた。
恐ろしき、あるもののせまりにふるふ。
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
瀬尾は備前の福隆寺畷ふくりゅうじなわてささせまりに城を構え、防禦の陣を急造した。楯垣を立て並べ、やぐらを立て、逆茂木を植え、城には幅二丈、深さ二丈の堀を掘って、待ち受けた。
たわけたことをいうな。われは信濃を出てから小見おみ合田あいだの合戦を初めとし、北国では礪並となみ、黒坂、塩坂、篠原、西国では福隆寺畷ふくりゅうじなわてささせまり、板倉城と攻めたが、一度たりとも敗けたことはない。
あはれ侮蔑ぶべつや、誹謗ひばうをや、大凶事おほまがごと迫害せまりをや。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
あはれ侮蔑ぶべつや、誹謗ひぼうをや、大凶事おほまがごと迫害せまりをや。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)