“礪並”の読み方と例文
読み方割合
となみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またひとり散歩かな、ハハハハ。御那美さんはなかなか足が強い。このあいだ法用で礪並となみまで行ったら、姿見橋すがたみばしの所で——どうも、善く似とると思ったら、御那美さんよ。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
叔父蔵人行家ゆきいえは一万余騎で志保山へ、仁科にしな高梨たかなし、山田次郎らで北黒坂きたくろさかへ七千余騎、南黒坂には樋口次郎兼光ひぐちのじろうかねみつらが七千余騎、又一万余騎は伏兵として、礪並となみ山の口、黒坂の裾、松長の柳原
たわけたことをいうな。われは信濃を出てから小見おみ合田あいだの合戦を初めとし、北国では礪並となみ、黒坂、塩坂、篠原、西国では福隆寺畷ふくりゅうじなわてささせまり、板倉城と攻めたが、一度たりとも敗けたことはない。