“せいへき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
性癖80.0%
西僻10.0%
青碧10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれの幼時からの性癖せいへきである激情げきじょうをおさえ、向こう見ずの行動に出る危険をまぬがれることができたし、また、かれが日常の瑣事さじに注意を払い
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
文壇とは何であるか。今国内に現行している文章の作者がこれをかたちづくって居るのであろう。予の居る所の地は、縦令たとい予が同情を九州に寄することがいかに深からんも、西僻せいへき陬邑すうゆうには違あるまい。
鴎外漁史とは誰ぞ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
青碧せいへき澄明ちようめいてん雲端うんたん古城こじやうあり、天守てんしゆ聳立そばだてり。ほりみづひしくろく、石垣いしがきつたくれなゐながす。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)