“陬邑”の読み方と例文
読み方割合
すうゆう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今この陬邑すうゆうに在って予を見るものは、必ずや怨懟えんたい不平の音の我口から出ぬを知るであろう。
鴎外漁史とは誰ぞ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
文壇とは何であるか。今国内に現行している文章の作者がこれをかたちづくって居るのであろう。予の居る所の地は、縦令たとい予が同情を九州に寄することがいかに深からんも、西僻せいへき陬邑すうゆうには違あるまい。
鴎外漁史とは誰ぞ (新字新仮名) / 森鴎外(著)