“すいへいせん”の漢字の書き方と例文
語句割合
水平線100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年しょうねんは、うみをながめていました。青黒あおぐろ水平線すいへいせんは、うねりうねっていました。それはちょうど、一れんとお山脈さんみゃくるようにおもわれたのです。
北の少女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
青年せいねんは、今日きょうもまた空想くうそうにふけりながら、おきをながめていました。ふと、その口笛くちぶえまって、ひとみ水平線すいへいせんの一てんに、びょうのように、ちつけられたのです。
希望 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それこそ、ものすごい水平線すいへいせんうえを、くろ海坊主うみぼうずが、おおまたにあるいているかもしれぬとおもわれたのです。
北の少女 (新字新仮名) / 小川未明(著)