“じんけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
陣形66.7%
人形16.7%
仁恵16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにか合図あいずをすると、たちまちととのった陣形じんけいは、しばしみだれて、きずついたからすをつよそうなもののあいだれて、左右さゆうから、勇気ゆうきづけるようにして、れていくのでした。
からす (新字新仮名) / 小川未明(著)
蒸すように暑い部屋へやの天井には電扇がゆるやかに眠そうに回っていた。窓越しに見えるエスカレーターには、下から下からといろいろの人形じんけいがせり上がっては天井のほうに消えて行った。
試験管 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ず重罪なるものは罪をかろくいたすようなお情深いお奉行で余程お調べに仁恵じんけいがありました事でございます、其の中でも吉田監物よしだけんもつの家の事に付いて豊前守様から曲淵甲斐守まがりぶちかいのかみ様へお引継になり
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)