“じょうび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
常備50.0%
定日50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
詰侍つめざむらい部屋へや長屋ながやにいる常備じょうび武士ぶしを、番士ばんしは声をからして起しまわる。たちまち、ものとってけあつまるてきはかずをすばかり。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
城内じょうない長屋ながやというのは、たちにつめている常備じょうびさむらい雑人ぞうにんたちの住居すまいで、重臣じゅうしんでも、一ちょう戦乱せんらんでもあって籠城ろうじょうとなるような場合ばあいには、城下の屋敷やしきからみな妻子眷族さいしけんぞくを引きあげてここに住まわせ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幸いと、赤十字社の難波博士が主侯の診察に来られる定日じょうびだったので、あたしは肋膜炎の手当がほどこされた。冬のはじめのことだった。