“じやくき”の漢字の書き方と例文
語句割合
惹起100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我当局の忌違きゐに触れん事疑なきの文字少からず。出版当時有名なる訴訟そしよう事件を惹起じやくきしたるも、また是等艶冶えんやひつるゐする所多かりし由。
しかるに十ぐわつ初旬しよじゆんより米國證劵市場べいこくしようけんしぢやう不安定ふあんてい状況じやうきやうとなりついに十一ぐわつりては大紛亂だいふんらん惹起じやくきするにいたつた。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
はからざりき余が重きを置かざりし此の出来事は、今やかへつて案外なる大疑獄を惹起じやくきせんとは。
鉱毒飛沫 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)