“じせつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
時節92.5%
寺説3.8%
持節1.9%
持説1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふゆになっても、むすめのきた地方ちほうは、ゆきりませんでした。いつもあたたかないい天気てんきがつづいて、北国ほっこくはる時節じせつのような景色けしきでした。
二番めの娘 (新字新仮名) / 小川未明(著)
是以こゝをもつて今にいたりても入院じゆゐんの時は淵に血脉をしづむと寺説じせつにつたふとぞ。
持節じせつ十九年の彼の名とともに、あまりにも有名だから、ここには述べない。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「女のところを味わうには、それ以上のいやな処を多くめなければならない。」とは、女の価値をあまりみとめない氏の持説じせつです。