“じじゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
自若85.4%
示寂14.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敬刑せらるゝに臨みて、従容しょうようとして嘆じて曰く、変宗親そうしんに起り、略経画けいかく無し、敬死して余罪ありと。神色自若じじゃくたり。死して経宿けいしゅくして、おもてなお生けるがごとし。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ああ思慮しりょ知識ちしき解悟かいご哲学者てつがくしゃ自若じじゃく、それいずくにかると、かれはひたすらにおもうて、じて、みずか赤面せきめんする。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
これによると、九十三歳の円満示寂じじゃくは疑うところがない。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
春屋しゅんおくは大徳寺の名僧で、慶長十六年示寂じじゃくしている。
春屋の書について (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)