“しんばりぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心張棒85.7%
栓張棒14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
作の来るのを防ぐために、お島は夜自分の部屋のふすま心張棒しんばりぼう突支つっかえておいたりしなければならなかった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
まつろう不承無承ふしょうぶしょうに、雨戸あまど心張棒しんばりぼうをかうと、九しゃくけんうちなかふたた元通もとどおりのよる世界せかいかわってった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
又「別に締りはない、たゞ栓張棒しんばりぼうが有るばかりだが、泥坊の入る心配もない、かくの如き体裁ていさいだが、どうだ」
みね「戸の間から手を入れてグッと押すと、栓張棒しんばりぼうが落ちるから、お前お明けよ」
というので奉公人一同大いに驚き、手に/\半棒はんぼう栓張棒しんばりぼうなぞたずさえ、伴藏を先に立て土手下へ来て見れば、無慙むざんやおみねは目も当てられぬように切殺されていたから、伴藏は空涙そらなみだを流しながら