“空涙”の読み方と例文
読み方割合
そらなみだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
他人の所へくやみに行って零す空涙そらなみだとは違います。新三郎ももう是までだ、知れても構わんと心得、蚊帳のうちたがいに嬉しき枕をかわしました。
それより気の毒なのは、三人の女だ、空涙そらなみだ一つこぼすどころか、横着者のお村などは、病気でブラブラしていたくせに、主人が死ぬと鼠鳴ねずみなきを
そして、いきなりハンカチを顔にあてて、(どんな名優だって、これ程空涙そらなみだをこぼしるものはないであろう)
お勢登場 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)