“しょうあん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小庵37.5%
小安12.5%
少庵12.5%
正安12.5%
正案12.5%
紹安12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また御定番ごじょうばんの松浦九兵衛尉どのは法華ほっけの信者でござりまして、小庵しょうあんをむすんで上人しょうにんをひとり住まわせておかれましたところ、その上人もまつうらどのがろうじょうなさるのをきかれまして
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
小安しょうあんをむさぼって守るを国是こくぜとなさんか、たちまち、魏呉両国は慾望を相結んで、この好餌こうじを二分してわかたんと攻めかかって来るや必せりである。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
よく見せねばならないという嫌味がない。よしや、些少はあっても、作意が俗を超えているから実に立派だ。利休りきゅう少庵しょうあん宗旦そうたんにしろ、遠州えんしゅう宗和そうわにしろ、書の神髄に徹しているところがある。
すると正安しょうあん三年十一月二十三日に撰集の院宣が為世一人に下され、二年あまりして嘉元元年十二月十九日に奏覧を終えた。『新後撰和歌集』である。この年為兼はゆるされて佐渡から京に帰った。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
ふふふ、すると甚吾のやつめ、なんのことはない俺に正案しょうあんきょうしているようなものだて、うふっ。
寛永相合傘 (新字新仮名) / 林不忘(著)
茶人の風雅 ある日のこと、利休は、その子の紹安しょうあんが、露地を綺麗きれい掃除そうじして、水をくのをジット見ていました。紹安がスッカリ掃除を終わった時、利休は
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)