“しゆくえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夙縁25.0%
宿冤25.0%
宿縁25.0%
祝宴25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘭軒はしば/″\茶山に逢ひながら、何故に一語の夙縁しゆくえんある山陽に及ぶものが無かつただらうか。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
満袖まんしゆう啼痕血痕に和す 冥途敢て忘れん阿郎の恩を 宝刀を掣将とりもつて非命をす 霊珠を弾了して宿冤しゆくえんを報ず 幾幅の羅裙らくんすべて蝶に化す 一牀繍被しゆうひ籠鴛ろうえんしたふ 庚申山下無情の土 佳人未死の魂を埋却す
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
宿縁しゆくえんは草びらに
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
來年らいねんあたりはカフカズへ出掛でかけやうぢやりませんか、乘馬じようばもつてからに彼方此方あちこち驅廻かけまはりませう。さうしてカフカズからかへつたら、此度こんど結婚けつこん祝宴しゆくえんでもげるやうになりませう。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)