“しゅどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
主導28.6%
朱胴28.6%
朱同14.3%
朱銅14.3%
衆道14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「敵の毛利が、京都の変を知るがさいご、到底、和議はむずかしい。戦いの主導しゅどうは彼の手にうつり、必然、大勢すべてわれの不利となる。……が、毛利はなお気づいてはおるまい。おそらくはまだ」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
髪を稚子輪ちごわに結い、朱胴しゅどうしゅおどしの小具足を、尊氏によばれると
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで第四隊にいたその二将を、第一隊に入れ代え、燕順えんじゅん矮虎わいこ楊雄ようゆう朱同しゅどう柴進さいしん李俊りしゅんなどを二陣三陣として、城下へせまった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
朱同しゅどうは二人を捨てて教えられた旅籠の方へ馳け出した。すると、行くこと数里、薄刃の二丁斧を持った風の如き黒い人影とすれちがった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
津田はそれに全く無頓着むとんじゃくであると云った風に、何か考えながら、二人の間に置かれた長火鉢ながひばちふちに右のひじたせて、その中に掛けてある鉄瓶てつびんふたを眺めた。朱銅しゅどうの葢の下では湯のたぎる音が高くした。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
さてはお国西班牙イスパニアでも衆道しゅどう流行と見えまするの。ほんにあそこにいる稚児侍ちござむらい、美しい縹緻きりょう
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)