“しさく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
思索68.4%
試作10.5%
史策5.3%
支索5.3%
施策5.3%
視索5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おかあさん、感情家だけではいけませんよ。生きるという事実の上に根を置いて、冷酷れいこくなほどに思索しさくあゆみを進めて下さい。」
巴里のむす子へ (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
試作しさくの毒瓦斯が空高く飛び去るためだ」
されば漢土もろこしの書は、経典けいてん七九史策しさく詩文しぶんにいたるまで渡さざるはなきに、かの孟子の書ばかりいまだ日本に来らず。八〇此の書を積みて来る船は、八一必ずしもあらき風にあひて沈没しづむよしをいへり。
大風にくるいだした大波は、船をめちゃめちゃにゆり動かし、翌、十八日の夜明けごろには、前方の帆柱ほばしらの、太い支索しさくがゆるんでしまった。しかし、仮修繕はできた。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
短くはあったが、かの信長の一生には、そのしょも見られなかった文治文化面の施策しさくを秀吉は経綸けいりんの一歩として、この忙しい天正十三年のまっただ中で、すでに着手していたのであった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
捕手たちが、あなた此方こなた視索しさくを乱しあっていたとき、屋内の一室から、赤い火光がぱっとした。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)