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さら/\
格別に受居しこと成れば
勿々以て
意趣意恨など有べき樣御座なく候により私しに於て
更々恨みとは存じ申さず候
就ては格別の御
慈悲を
水の
泡となし其上此度の大罪私しに於ても
何故に右樣
所業致し候
哉更々分明申さず候と申立る依て一同へも
段々の
手續尋問に相成翌日又々久八六右衞門兩人を
浮川竹とやらへお
沈め下され
聊かにてもお金に
換らるゝ物ならば此身は
何樣の
艱難を致し候も
更々厭ひ申さねば何卒此身を
遊女に御
賣成れ其お金にて御
年貢の
納め方を