“さらしもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
晒者57.1%
梟物14.3%
晒物14.3%
曝物14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例へば極最近に至つても上海梨園の某名優が某大官の夫人と通じたことが發覺して、數日街上に晒者(さらしもの)の刑に處せられたと云ふ新聞記事を十數年前に讀んだことさへある。
「若い衆さん、お前、人間の首の梟物(さらしもの)を見たことがありなさるかい。見ない方がいいねえ、わけて出世前の者は、そんなところは見ない方がいいがねえ」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しかも梟物(さらしもの)になって、台の上へのせられているところの図にまぎれもありませんから、血のめぐりの悪い与八も、驚かないわけにはゆかなかったものです。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「これは話が別になりますが、お常さんを裸體にしたのは誰でせう。井戸端へ縛つて晒物(さらしもの)にするなどは罪が深過ぎますが——」
然(しか)しわれは人(ひと)を傷(きずつ)け害(そこな)ふ党(やから)とは違(ちが)ふ。幼児(をさなご)の眼(め)を剞(く)り抜(ぬ)き、足(あし)を断(た)ち、手(て)を縛(しば)つて、これを曝物(さらしもの)に、憐愍(あはれみ)を乞(こ)ふ悪人(あくにん)どもが世間(せけん)にある。さればこそ今(いま)この幼児等(えうじら)を観(み)て、心配(しんぱい)いたすのだ。