“さいじょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
細叙61.5%
妻女23.1%
才女7.7%
菜茹7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それには細叙さいじょの必要はないと思うが、大体が直径二、三町もあろうと思われる、巨大な車輪である。
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
しかも菊之丞きくのじょうの冷たいむくろを安置あんちした八じょうには、妻女さいじょのおむらさえれないおせんがただ一人ひとりくびれたまま、黙然もくねんひざうえ見詰みつめていた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「これはたいしたフェア・プレーだ。柚子さんというのは、どうして、なかなかの才女さいじょだったんだな」
春雪 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
『後漢書』東夷列伝に、〈韓の東南大海中にあり云々、その地おおむね会稽かいけい東冶とうやの東にあり、朱崖儋耳たんじと相近く、故にその法俗多く同じ云々、土気温暖、冬夏菜茹さいじょを生じ牛馬虎豹羊じゃくなし〉。