“こんあさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
紺麻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
席次せきじ不同ふどうおも々々/\めてはゐるが、高聲かうせいかたるもの、わらふものは一人ひとりもなかつた。そうみな紺麻こんあさ法衣ころもて、正面しやうめん曲彔きよくろく左右さいうれつつくつてむかあはせにならんだ。その曲彔きよくろくしゆつてあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
席次不同に思い思いの座を占めてはいるが、高声こうせいに語るもの、笑うものは一人もなかった。僧は皆紺麻こんあさ法衣ころもを着て、正面の曲彔きょくろくの左右に列を作って向い合せに並んだ。その曲彔は朱で塗ってあった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)