“こばくち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小博奕86.2%
小賭博6.9%
博奕3.4%
小博打3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
送りしが或日番町邊ばんちやうへん屋敷やしき中間部屋ちうげんべや小博奕こばくちありて不※ふと立入しに思ひの外利運りうんを得たりもとよりこのむ道なれば其後は彼方此方と博奕場ばくちば
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
若い時は、渡り仲間の、のらもので、猟夫かりゅうどを片手間に、小賭博こばくちなどもるらしいが、そんな事より、古女房が巫女というので、聞くものに一種の威力があったのはいうまでもない。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
入口の格子を叩いたのは、顏見知りの隣り町の指物さしもの職人——といふよりは、小博奕こばくちを渡世にしてゐる、投げ節の小三郎といふ男でした。
……さしあたってな小博打こばくちあてだったのですから、三下さんしたもぐりでも、姉さん。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)