“こじき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コジキ
語句割合
乞食93.6%
乞丐3.7%
古事記1.7%
乞児0.7%
花児0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何が馬鹿だい、そいつは乞食こじきの金じゃねエんだ、猫ババをめこむと唯じゃすまねエぞ、サア悪いことはいわない、素直に返しな」
悪人の娘 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
その世に称揚された美人好男いずれも千載一洗せぬ乞丐こじき的の人物だった由ミシュレーが言った——日本に調香の知識が開けたは
しかし、たまには三原山記事を割愛したそのかわりに思い切って古事記こじき源氏物語げんじものがたり西鶴さいかくの一節でも掲載したほうがかえって清新の趣を添えることになるかもしれない。
ジャーナリズム雑感 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
支那の万暦まんれき年中、毘陵びりょう猿曳さるひき乞児こじきがあって、日々一ぴきさるれて、街坊まちに往き、それに技をさして銭を貰っていたが、数年の後にその金が集まって五六両になった。
義猴記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
後藤(象次郎)さんが、君の家来には役者も居るかと笑つた時龍馬が、役者も居れば花児こじきも居るが腸丈はらわただけは奇麗なぞと云つたさうです。
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)