“こざる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小笊50.0%
小猿34.6%
子猿11.5%
小棧3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
店の前の椅子に劉任瞻が腰かけて、小笊こざる[#「小笊こざる」は底本では「小※こざる」]に盛った穀物を両手に揉んでは、笊を揺すって籾殻もみがらを吹いている。
するとほか小猿こざるが「おれの父様ちやんはもつとえらいや、おにしま征伐せいばつにいつたんだもの」「うそだあ、ありやむかしことぢやないか」
始終人からへだてをおかれつけた内田を喜ばしたので、葉子が来ると内田は、何か心のこだわった時でもきげんを直して、せまった眉根まゆねを少しは開きながら、「また子猿こざるが来たな」といって
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「この上もなく念入りでございます。主人の外にお京さんと私が見廻ります。輪鍵と、小棧こざると心張棒の外に、場所に依つてはかんぬきまで用意してあります」