“ここの”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
シャロットの女はまなこ深く額広く、唇さえも女には似で薄からず。夏の日ののぼりてより、刻を盛る砂時計のここのたび落ち尽したれば、今ははやひる過ぎなるべし。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
途中万一を思って、娘を送らせた金吾は直ちに戻ることと思っていたが、かれがそこに落着いて、湯浴ゆあみをすまし、服をかえ、ここのどきの時計を聞く頃になっても帰邸しない。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四三管仲くわんちゆう四四ここのたび諸侯をあはせて、身は四五倍臣やつこながら富貴は列国の君にまされり。四六范蠡はんれい四七子貢しこう四八白圭はつけいともがら四九たからひさぎ利をうて、巨万ここだくこがねみなす。