“こいずみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
小泉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほうぼうからうらやましがるようなこえこった。小泉こいずみは、うれしそうに、またすまなさそうに、自分じぶんせきへもどったのであります。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、朝夕に艱苦かんくを汲んだ法輪寺川ともわかれて、小泉こいずみの宿場町にはいると、すぐ、頭のうちは弟のことでいっぱいになっていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孝二こうじは、二十せんそうとってきたのを、小泉こいずみ二人ふたりぶんにしてしました。これで、小泉こいずみもこの遊戯ゆうぎくわわることができたのです。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ここから近い、小泉こいずみの宿端れでございます。経本をひさぐ家の隣で、軒端に、きちんと板札が、打ってあります」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きゲートルをして、地下足袋じかたびをはいて、くろ帽子ぼうしかぶっていました。小泉こいずみくんは、ほかへをとられて、ぼくづきませんでした。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)