“くれたけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
呉竹100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わざと大袈裟おほげさあたまをかきながら、をつとまりつた。そして、にはの一すみ呉竹くれたけ根元ねもとにころがつてゐるそれをひろげようとした刹那せつな、一ぴきはち翅音はおとにはつとをすくめた。
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
くまでに師は恋しかりしかど、夢さら此人を良人つまと呼びて、共に他郷の地を踏まんとは、かけても思ひ寄らざりしを、行方ゆくかたなしや迷ひ、窓の呉竹くれたけふる雪に心下折したをれて我れも人も
雪の日 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
、行方なしや迷ひ……窓の呉竹くれたけふる雪に心下折したおれて、我も人も、罪は誠の罪になりぬ
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)