“がもう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蒲生61.1%
鵞毛27.8%
鵝毛11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あづちのおしろにはお留守居役の蒲生がもう右兵衛大夫どのが手うすのにんずで御台みだいやお女中さまがたをしゅごしておいでなされました。
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
うそさぶしとひしも二日ふつか三日みつか朝來あさよりもよほす薄墨色うすずみいろ空模樣そらもやう頭痛づつうもちの天氣豫報てんきよはう相違さうゐなく西北にしきたかぜゆふぐれかけて鵞毛がもう柳絮りうじよかはやちら/\とでぬ
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さらさらひらひら、と低く呟いてその形容を味わい楽しむみたいに眼を細めていらっしゃる、かと思うと急に、いや、まだ足りない、ああ、雪は鵝毛がもうに似て飛んで散乱す、か。
千代女 (新字新仮名) / 太宰治(著)