“かんむりだけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
冠岳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陸中石巻の白山はくさん神社、磐城いわき倉石山の水分みくまり神社、九州では薩摩串木野の冠岳かんむりだけ(西)神社など、何れも旧来卯月八日を以て祭日としているのである。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
箱根山はこねやまかたちからいへば複式火山ふくしきかざん經歴けいれきからいへば死火山しかざん外輪山がいりんざん金時きんとき明神みようじん明星みようじよう鞍掛くらかけ三國みくに諸山しよざん中央火口丘ちゆうおうかこうきゆう冠岳かんむりだけ駒ヶ岳こまがだけ二子山ふたこやま神山かみやまとう、さうして最後さいご活動場所かつどうばしよ大涌谷おほわくだにであつて
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
能登のとの長尾村には、昔弘法大師こうぼうだいしから授かったという煙草の種があって名産になっていた。薩摩さつま冠岳かんむりだけには蘇我煙草そがタバコと称して、蘇我馬子そがのうまこと関係づけられていた天然の煙草というものもあった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)