“かむろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カムロ
語句割合
禿89.5%
学文路5.3%
禿髪2.6%
乙女2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、すでに酔っている船ばし様は、そばにいた十三、四の禿かむろの首へいきなり抱きついて、その唇へ肉の痩せた自分の頬を押しつける。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが雲脚に追われて、おのずと足も急いで来ると、やがて学文路かむろの宿の入口あたりで、彼方から駈けて来る一駄の馬と、白衣びゃくえの山伏に行きあたった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
禿髪かむろる黒きかほばせあどなくてあてなるきはものはずらし
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
女童めわらはおだし牡丹の靄だちを禿髪かむろかき垂り父にゐずまふ
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
花の乙女かむろ後朝きぬぎぬ
枯草 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)