“かみあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
噛合90.9%
囓合9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
通ると、犬が五六匹来やがって足へからまって投げられた、其の時噛合かみあった血だらけの犬が来やがって、己に摺附けたもんだから
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
だいちうせう、三十七しゆ齒輪車しりんしやたがひ噛合かみあひ、吸鍔桿ピストン曲肱クンク方位盤ダイレクターたる諸種しよしゆ器械きかい複雜ふくざつきはめ、あだか聯成式れんせいしき蒸氣機關じようききくわんるやうである。
急に犬の群が竹の垣をくぐって、庭の中へ突進して来た。互に囓合かみあったり、尻尾しっぽを振ったりして、植木の周囲まわりけずり廻って戯れた。ふと、往来の方で仲間のえる声が起った。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)