トップ
>
かたづま
ふりがな文庫
“かたづま”の漢字の書き方と例文
語句
割合
片褄
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
片褄
(逆引き)
席
(
せき
)
へ、
薄
(
うす
)
い
真綿
(
まわた
)
が
羽二重
(
はぶたへ
)
へ
辷
(
すべ
)
つたやうに、さゝ……と
唯
(
たゞ
)
衣
(
きぬ
)
の
音
(
おと
)
がして、
膝
(
ひざ
)
を
組
(
く
)
むだ
足
(
あし
)
のやうに、
友染
(
いうぜん
)
の
端
(
はし
)
が、
席
(
せき
)
をなぞへに、たらりと
片褄
(
かたづま
)
に
成
(
な
)
つて
落
(
お
)
ちた。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
片褄
(
かたづま
)
をはしょって、吹き流しの手拭を
銜
(
くわ
)
えるように、暴動市民の群から少しはなれて
佇
(
たたず
)
んだ雪之丞——
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
眉が意気で、口許に情が
籠
(
こも
)
って、きりりとしながら、ちょっとお転婆に
片褄
(
かたづま
)
の緋の
紋縮緬
(
もんちりめん
)
の崩れた
媚
(
なまめ
)
かしさは、田舎源氏の——名も通う——
桂樹
(
かつらぎ
)
という風がある。
怨霊借用
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かたづま(片褄)の例文をもっと
(15作品)
見る
検索の候補
かたつま