“おんあい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オンアイ
語句割合
恩愛90.9%
怨愛9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくのごとき恩愛おんあいは人の眼をしのんで、世にあまたあると信ずる。いな、あまたどころではない、かくのごとき情愛は空中にちていると思う。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
現世的げんせてき執着しゅうじゃくなかで、わたくしにとりて、なによりもるのにほねれましたのは、まえもうすとおり矢張やはり、けた両親りょうしんたいする恩愛おんあいでございました。
素朴なる人間の怨愛おんあい形式、古い、そしてその結果も、前例にいくつも見ている「かたきうち」などを以て、生涯の事業として大事な生命を終るほど、素朴正直ではないことを、彼自身は知っている。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)