“おもで”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
重手50.0%
重傷40.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、父は不忍しのばずの某酒亭にて黒田藩の武士と時勢の事につき口論の上、多勢に一人にて重手おもで負い、無念ながら切腹し相果あいはつる者也。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
なにさまこれは負傷したのに相違ないが、それにしても重傷おもで擦創かすりかと、傷所いたみしょへ手をってみれば、右も左もべッとりとしたのり
『お定さん、昨晩ゆべな持つて來た時、此蒲團どアおもで出して疊まさつてらけすか、裏出して疊まさつてらけすか?』と言ひ出した。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)